先日 島根にて開催された OSC 2019 Shimane に参加してきました。
自分が JPUG中国支部長 になってから 初めての参加という事で、ブース出典をする OSCで2拠点目 という形になりました。
今回の関わり
今回はブース出典で OSC島根に関わったのですが、運営野方より コミュニティで催し(もくもく会・ハンズオン・ワークショップ等)
をして欲しい、とのご要望があったので ハンズオン形式のブースを出典しました。
また、PostgreSQLに関する本を 今回も提供させて頂きました。
失敗から学ぶRDBの正しい歩き方 (Software Design plus)
- 作者: 曽根壮大
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2019/03/06
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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[改訂新版]内部構造から学ぶPostgreSQL 設計・運用計画の鉄則 (Software Design plus)
- 作者: 勝俣智成,佐伯昌樹,原田登志
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2018/09/14
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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当日のハンズオンについて
当日のハンズオンについては 「そもそも、DBのハンズオンって何する?」って所から始まりました。
そもそも DBのハンズオンとかデモって Webアプリケーションなどに比べて 地味 ってよく言われますし、中々題材にいつも困ります。
結局の所、 「高橋(自分)が得意な所で 一番面白いと思ってる所」 みたいな ベン図の中心 みたいな所で 「SQLのチューニングをやってもらおう」って方向性を決めました。
という所で ハンズオンの内容としては以下にしました。
・ DockerでPostgreSQLを立ち上げてみよう。 ・ PostgreSQL に dump ファイルをリストアしてみよう。 ・ テーブルにインデックスを貼ってSQLの高速化をしてみよう。 ・ Explainを使って何がどう変わったのか、みてみよう。
Docker を使ったのは ハンズオンで詰まった時に僕のサポート出来る範囲として Dockerじゃないと大変そう、って懸念があったのと、学生さんも 「Docker、ナウいっぽいぞ!」 って興味を持ってくれるかな?という所で決めました。
後は もう割と 非常に簡単な所から リストアをやってもらう所と Indexを貼ってもらう所、Explainで前後を見てもらう所 などという所で 全体 で 15分前後 という体制で作りました。
当日の ハンズオン内容はGithubに上がっております。
レポジトリを開いてもらったら分かるかと思いますが、README に 作業手順書 のリンクを貼っていて それをクリックすれば 0,1,2,3 と 当日の作業手順のリンクが載っていて、それにそって やっていけば 出来る、っていう仕組みにしました。
これについては 「次どこやればいいですか?」って質問が無かったので 上手く使えた所かな?と思います。
実際の高速化が気になる方は 先日の OSC広島の時のブログに書いたので そちらをご参照してください。
という所で じゃあ今回のハンズオンについて 反省点を考えてみたいと思います。
良かった所
- Githubでうまく共有体制を取ってた所。
- ちゃんとハンズオンとして 張り付く事無く ある程度 自走してもらえた気がする。
- 先述のように やる事を明確化した事。
- どれぐらいの時間でどれぐらいの所をやる、って所で 期待値コントロールが上手く出来たかな?って気持ちもあります。
- 割と盛況でした!!
見つかった課題
さて、反省点という意味ではめちゃくちゃありました()
- スタッフ内での共有が遅かった。
- これは僕が悪いです。
- 前日深夜まで 準備をやってたので どういう事をやるかの共有を伝えきれて無かったです。
- 当日のターゲット層を上手く捉えきれて無かった。
- その1
- 僕「今日のハッシュタグにGithubのリンクが上がってるので〜」
- 参加者「あ、Twitterやってなくて。。」
- その2
- 僕「Github開いてもらっても?」
- 参加者「あ?GUIしかなくて・・」
- その3
- 僕「Docker入れてもらっていいですか?」
- 参加者「Linux Mintですけど大丈夫です?」
- 想定外が色々ありました。 まあなんとか対応出来たけど、もうちょい 特に Twitterやってない方へのアフターケアとか考えてても良かったです。
- その1
- 動作確認した端末がMacだけだった。
- 初回が Windows でWSL の方で、 マウントがコケる問題とか いきなりあたって 動かない!! みたいな事がありました。
- 結局、その方にトラブルシュートを手伝って頂きましたw
- Issueを地味に使って解決しました。 Windows で docker-compose が動かない · Issue #1 · TakahashiIkki/osc2019-shimane · GitHub
- Docker のimageのpull がいつまでも終わらない。
- これは・・ 当日、OSCの共有Wifiとかを使ったのですが まあこれが全員の共有Wifiだったので全然ダウンロードが進まず、困ったな。。って感じでした
- 結局 自分の私物PCをお貸しして マンツーマンで 作業をして頂きました。
次回以降の改善点(Try)
- 予め Github のレポジトリをスタッフ内で共有しておくようにする。
- Githubのリンクは bit.ly などのURL短縮ツールなどで手打ちでも入力出来るような形式にしておく。
- Dockerのpullが終わらない事を想定して 予め ハンズオンの全体を 動画で撮っておく。
まあ、ざっくり上記ぐらいの事前準備はやっても良いのでは?と思いました。
告知
デモの延長みたいな話を PostgreSQL Conference Japan 2019 でやります!
アプリケーションエンジニア の観点から、 SQLの応答速度を高速化したみたいな所で 理論と改善の実例をご紹介させていただく予定です!