MonacaによるPush通知の知見1

Monacaにおける個別Push通知送信機能の紹介

個別Push通知機能の紹介 として、開発元のアシアル株式会社の方が紹介してくださっています。 ※ ただし、この利用には、マネジメントAPIを作成・使用する事を元としているため、MonacaのGold会員以上が必要です。

また、上記記事にもありますが、端末IDの取得方法は、Qiitaにも以前まとめた事があるので、紹介させていただきますね。 記事: 【Monaca】端末IDの取得方法

さて、今回、Monacaのアプリを作成し、公開、また、端末IDを指定して、Push通知の送信をする事となりましたので、それに関しての知見を簡単にまとめたいと思います。

1 Push送信の前準備

大前提として、Monacaバックエンドが作成してあり、マネジメントAPIが有効になっている状態とします。

上記の記事にて、この辺りは、紹介されていますので、さらーっと流していきますね。

1.1 バックエンド利用

まずは、Monacaのプロジェクト画面にて、雲のマーク(下記画像の[1]) を選択し、バックエンドを利用するを選択します。

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そうしますと、どのバックエンドを使うかを聞かれます。 今回は、初めて利用する前提としますので、何か名前を下記画像の赤枠に書き込んでください。既に、バックエンドがある場合は、既存のMonacaバックエンドを使用するを選択して、使用するバックエンドを選んで頂ければ、問題ないかと。

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処理が終わると、「バックエンドが作成されました」などの文字がでます。

1.2 Push通知の証明書作成

次に、下記画像1の歯車を押し、バックエンドの設定をします。 image

まずは、プッシュ通知を選択し、諸々の設定をします。iOSの証明書等の設定は他の所で調べてください。 また、送信時に必要なので、プッシュ通知プロジェクトIDを控えておいてください。

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1.3 マネジメントAPIの有効化

次にマネジメントAPIを有効化します。 image

有効化後、マネジメントAPIキーを作りましょう。プッシュ通知は、マネジメントAPIというAPIを外部のサーバーより、呼び出して、通知を行います。その際のセキュリティ鍵のようなものですかね。

IPアドレスは、今回、テストなので、入力しません。運用時は、他のサーバーから動かされる事を避けるため、自社サーバーのIPのみを入力するなどにしておいた方がよいです。

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入力すると、以下画像の2番が作成されます。 送信時に使用するため、エンドポイントURLとマネジメントAPIキーを控えておいてください。

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1.4 まとめ

プッシュ送信に必要なため、控えておくもの  ・ プッシュ通知プロジェクトID  ・ マネジメントAPIのエンドポイントURL  ・ マネジメントAPIキー

やっておくべき事  ・ バックエンド利用設定  ・ iOSプッシュ通知証明書の作成  ・ マネジメントAPIの有効化

2 プッシュ通知実装方法

長くなりましたので、続きは次回。

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