ほぼ日AWS ソリューションまとめ 4日目 移行ソリューションについて

ほぼ日AWS について

AWSのソリューションについて学んでいく為に、以下のAWS管理画面で見れるすべてのサービスについて、どんな時に使われてそれらがどんなソリューションなのかまとめてみたいと思います。

※ ちなみに著者はAWS初心者勢です。
ソリューションがどういうものかに重点をおいて調べてまとめているだけですので、ノウハウTipsの提供等はできません。

このブログの目標

読んだ方(主に自分)が、AWSのソリューションについて 「ああ、AWSののこのソリューションって〜〜〜っていうもんでしょ?」ってざっくり理解するのに手助けになれば幸いです。

では、本題。

移行ソリューション について

AWSは多様なサービスを提供すると共に、それらをスムーズに利用する為の移行ソリューションを複数提供しています。

例えば、ローカルのデータベースを RDS に移行させる為のツールであったり、オンプレのサーバーをEC2に移行するためのソリューションであったり、などです。

紹介していきたいと思います。

主として以下のサービスが提供されています。

f:id:ikkitang1211:20180512220625p:plain


AWS Migration Hub

何ができるのか

AWS Migration Hub は 今ブログの中で紹介する移行ツールの進行状況を確認する為のサービス。

複数の移行の進行状況を 1 つの場所で追跡できる事がメリット。

AWS Migration Hubを利用する事で、個々のアプリケーションの主要なメトリクスと進行状況を取得でき、スムーズな移行 および 問題のトラブルシューティング等に役立てる事が出来る。

無料利用枠ある?

AWS Migration Hub 自体には料金は発生しない。

東京リージョンある?

リージョンという概念がなさそう(リージョンに関係なく利用できる。)。

主なユースケース

上記にまとめたが移行ソリューションによって移行を行っている時にスムーズな移行、またトラブルシューティングの手助けとして使用する。


Application Discovery Service

何ができるのか

AWS Application Discovery Serivice は、 オンプレデータセンターに関する情報を収集する事で、移行プロジェクトの計画を支援するサービス。

AWS Application Discovery Seriviceによって、サーバーの設定データ、使用状況 などが収集され、内部のデータストアに保存される。

AWSユーザーはこのデータを使用してコストの見積もり・移行計画として使用できる。

個人の感想だけど、このサービスによって多種多様なオンプレサーバーの情報が一般化されるのでソリューションアーキテクチャAWSサポートが受けやすくなるな、って思います。

無料利用枠ある?

AWS Application Discovery Serivice 自体には金額の発生なし。

東京リージョンある?

東京リージョンの有る無しでいえば、ないっぽい。(このサービス自体は オレゴンリージョンでホスティングされてる、との事)

ただ、リージョンに関わらず全てのリージョンで利用可能。

主なユースケース

オンプレサーバーをこれからAWSに移行しよう、という時にオンプレサーバーの利用状況が可視化できる、という点で利用のメリットはあるかと思う。

特徴のところにも書いたけど、オンプレの状況が一般化される事でサポートを受けやすいという点も良いのではないかな、と思った。


Database Migration Service

何ができるのか

AWS Database Migration Service は データベースを安全に最小限のダウンタイムで移行するためのソリューションで、頭文字をとって DMS と呼ばれたりする。

AWS Database Migration Service は 基本的に普及しているほとんどの商用データベース、またオープンソースデータベース間のデータ移行として利用可能。(例えば、 OracleAmazon Aurora とか Microsoft SQL Server から MySQL などの移行など、多様な移行がサポートされている)

また、 サポートされている全てのDBMSをソースとして Amazon RedshiftAmazon DynamoDB もしくは Amazon S3 へのデータのストリーミングも可能だったりする。

移行に ドライバー等をインストールする必要もなくて、マネジメントコンソール上で設定をするだけで移行が開始できる。

DMS マジ万能で強い。

無料利用枠ある?

基本的にはなさそう。

ただし、AuroraRedshift または DynamoDBに初めて移行する時は DMS を6ヵ月無料で利用できる。 (ただし、それぞれのAuroraなどの料金は発生する。)

東京リージョンある?

あるよ。

主なユースケース

これの作られた経緯的にデータベースを移行する場合含めて無限に活用方法はあるかと思う。

単純に 例えば localhost に立っている PostgreSQLのデータを RDS の PostgreSQLに持ってくるなど物理的にデータベースを移行する場合。

また、今まで RDS for MySQL を利用していたのを RDS for PostgreSQL に移行するなど、そもそものRDBMSを移行するのにも役立つ。

また、移行先(?)として S3も選択できるので 例えば 定期的にDBのデータをcsvに書き出す みたいな事もコンソールから簡単に設定できる。( 書いてて思ったけど、 定期的にDBのデータをcsvに書き出す ← そもそもこれする時ってデータ移行する時だったりするかな、とも思ったけど深く考えないでおこう。)


Server Migration Service

何ができるのか

AWS Server Migration Service はオンプレミスサーバーを簡単にかつ短時間でAWSに移行できるエージェントレスなサービスで 頭文字をとって SMS と呼ばれる。

SMS によって 変更のみの増分レプリケーションを自動化できたり、またそれらの状況を追跡する事も可能なため、大規模なサーバーの移行を簡単に処理できる。

無料利用枠ある?

結論でいえば、なさそう。

SMS 自体には料金は発生しないが、SMSで移行する際に処理の都合上、 EBSスナップショットが作成され、それが一時的に S3に置かれるため、それらの分だけ料金が発生する。

東京リージョンある?

あるよ。

主なユースケース

用途としてはオンプレからのサーバー移行に使用できる。

数ヵ月前移行した経験があるけど、これ使えばもっと楽に出来たんだなー・・・って思ってこのエントリーを書いてる。

無知は罪だね、本当にね。


Snowball

何ができるのか

Snowball はセキュアな ペタバイト規模のデータ転送ソリューションであり、 AWSクラウド内外に大容量のデータを転送できる。

無料利用枠ある?

あるよ。

10日間無料で使用できて、11日目以降から金額が発生する。

東京リージョンある?

あるよ。

主なユースケース

ローカルにある大容量のデータを移行する際に使用する。

コストが高速インターネットの5分の1ほどになる、との事。

じゃあ、全部これでいいんじゃね?って思ったりしたけど、これのデメリットとしては「Snowballクライアント」っていうクライアントツールをダウンロードする必要がある事と、「転送したいディレクトリを指定する」必要がある事かと思う。

サーバーを全体として移行したい時は上で用いたSMSの方が差分のみディレクトリをレプリケーションしてくれたりするので、こっちはあくまであるディレクトリの大容量データをアップロードするためのサービス、として使用するのに適してるといえそう。


所感

SMS をもっとはやくに知ってれば・・感が半端ないよね。

DMSとかはNoSQL勉強する時にあわせて勉強したいと思う。

めっちゃ強いツールだな、って思った。(小並感


リンク集

1日目 コンピューティングソリューション

2日目 ストレージソリューション

3日目 データベースソリューション

4日目 移行ソリューション

5日目 ネットワークソリューション

6日目 開発者用ツールソリューション

7日目 管理ツール ソリューション

8日目 メディアサービスソリューション

9日目 機械学習ソリューション

10日目 分析ソリューション

11日目 セキュリティソリューション

12日目 モバイルサービスソリューション

13日目 VR ARサービスソリューション

14日目 アプリケーション統合サービスソリューション

15日目 カスタマーエンゲージメントサービスソリューション

16日目 ビジネスの生産性ソリューション